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清水山せいすいざん
観世音寺かんぜおんじ
〒818-0101 福岡県太宰府市観世音寺5-6-1

【御詠歌】かずかずの よよのほとけの いましめを いまにたえせず みちおしゆなり


九州西国観音霊場結願の寺は、菅原道真公ゆかりの太宰府にある観世音寺。「日本書紀」によれば、天智天皇が母の斉明天皇の菩提を弔うために発願され、天平18年(746)、八十有余年を費やして完成されたといい、正面に講堂、東に五重塔、西に東面金堂、手前に中門を備えた伽藍配置は、白鳳期の観世音寺式と称される。

この寺は660年代に設置された大宰府政庁の東に造営され、天平宝字5年(761)には戒壇院が設けられ、西海道諸国の僧統をつかさどる大宰府の大寺(府大寺)となった。その戒壇院は、大和東大寺戒壇院などと並び日本三戒壇に一つに数えられている。

たま、菅原道真公も「都府楼(大宰府政庁)わずかに瓦の色をみる、観音寺はただ鐘の音をきく」と詠んだこの寺の梵鐘は日本最古のもので、国宝に指定されている。観世音寺宝蔵には、藤原から鎌倉にかけての十六体の仏像が安置され、そのいずれも国指定重文で、西日本随一の文化財が収められている。


【本尊】聖観世音菩薩
【開基】天智天皇
【宗派】天台宗

<九州西国霊場HPより>


観世音寺


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