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高城山たかじょうさん
観音院かんのんいん
吉祥院きっしょういん
〒870-1131 大分県大分市大字千歳高城山

【御詠歌】もろびとの こころのやみも はれぬべし ひかりかずそう のりのともしび


通称「高城観音」あるいは「子安観音」とも称ばれるこの寺は、神亀4年(727)、諸国巡錫中の行基菩薩が、衆生教化のため自ら一刀三礼して如意輪観音を敬刻、安置したことにはじまるとされる。当初は生まれてくるのを慶ぶとの意味で「生慶寺」と呼ばれていた。

また、伝えるところでは、和銅年間(708~15)、高城の城主だった阿曽の小連の妻が出産のおり大変な難産となり、その苦しみを見かねて、日頃信心していた如意輪観音に安産を祈願。すると、無事男児を出産したといい、阿曽氏はそのお礼として、すべての女人の安産のために堂宇を建立、霊験あらたかなこの「子安観音」を奉安したと伝える。

旧暦1月17・18日が初観音大祭で、吉祥院と観音院が交互に本尊を守り、安産や各種祈願を受け付けている。


【本尊】如意輪観世音菩薩
【開基】行基菩薩
【宗派】天台宗

<九州西国霊場HPより>



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