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岩屋いわや神社
〒838-1701 福岡県朝倉郡東峰村宝珠山4142

【岩屋神社本殿】(国重要文化財)
岩屋神社本殿は、元禄11年(1698)に福岡藩四代藩主黒田綱政によって建立されました。建物は外殿とその中の内殿からなり、外殿は南面して桁行五間と梁間五間で茅杉皮重ね葺きの入母屋造りです。 正面には参拝者用の桁行三間の向拝(ごはい)があります。外殿中央部にはご神体の「宝珠石」を安置し、その後方に三間社見世棚造の内殿があります。外殿は権現岩と呼ばれる切り立った大岩のくぼみを 利用して造られ、背面と左側面に屋根と壁が造られていません。彦山修験道に関係する17世紀にさかのぼる数少ない貴重な建造物として昭和63年に国重要文化財に指定されています。

【境内社 熊野神社本殿】(国重要文化財)
岩屋神社本殿よりさらに山の上にあり、大きな窟の中に建っています。貞享3年(1686)に村民が建立した板葺き三間社流見世棚造りの社殿は、天狗が蹴って穴を空けたという熊野岩の険しい岩場に立てかけた懸(かけ)造りです。

【針の耳と梵字岩】
岩の割れ目は、針の耳と呼ばれています。親不孝な人が通ると、上から石が落ちてくるとの言い伝えあります。また、割れ目の左の梵字岩には、修験道の開祖の役行者小角(えんのぎょうじゃおづぬ)が彫ったという梵字がかすかに残っています。

【宝珠岩屋】(県天然記念物)
岩屋神社一帯は、英彦山・釈迦岳・大日岳一帯の火山活動と風化浸食によってできた安山岩質集塊岩の林立した奇岩群と窟群が形成する山地で、植物相も周辺地域にない特殊なものがあります。そのため、耶馬日田英彦山国定公園に指定されています。 また、権現岩・熊野岩・重ね岩・貝吹岩・烏帽子岩・見晴岩・馬の首根岩が福岡県天然記念物にも指定されています。

【馬の首根(こうね)岩と洞門】
大きな一枚岩で馬の首根岩(うまのこうねいわ)と呼ばれています。洞門は江戸時代末に山伏によって彫られたもので、よく見るとタガネの跡が残っています。岩屋神社本殿下から、この岩の上を歩くことがでます。先端部からは、見晴らしが良く、竹地区の棚田などが見えます。

東峰村公式観光情報サイトより

GREENFIELD-CLUB.JP TV YouTube Channel「岩屋神社/山に行ってみると岩稜の修験道だった・・・岩屋(岩屋公園)」
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