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第56番札所
松ヶ瀬地蔵堂まつがせじぞうどう
〒811-2405 福岡県糟屋郡篠栗町篠栗483

南蔵院第二駐車場から2番の隣に『第56番地蔵堂』がある。 平成23年(2011)10月に国道沿いから移転した。本尊は金箔塗の延命地蔵菩薩。旧八幡市の千人詣りの人たちが参拝に訪れて木の足形を預かって帰り、足の立たてない老婆の足に当て拝んだら快癒した。そのお礼に旧八幡市春野町の植村正一氏が発起人となり、昭和17年(1942)に寄進した。 また、耳にも霊験があり、長さ20㎝径3㎝ほどの節に小さな穴のある細竹を預かって帰り、耳元でフッと息を吹きかけたら難聴が治るという。治った人はお礼に同じような竹を作って寄進する。これを繰り返すのである。 本尊横に祀られる細長い大石は「山伏塚」といい、昔、山賊に斬り殺された山伏たちを供養する塚で、明治時代の篠栗の札所絵図を見ると国道沿いに建てられたものが56番に安置され祀られている。この話は、「筑前国続風土記」に採録され「山伏谷」の項に「‥‥山伏の霊魂祟りをなし、行かふ人の目にも見えけるとかや」と記述される。


ご本尊:地蔵菩薩

ご真言:おん かかかび さんまえい そわか

<篠栗町観光協会>



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