第51番札所 | ||
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〒811-2405 福岡県糟屋郡篠栗町中央4丁目12-63 |
旧道を下り打ち納め79番手前「恵比須屋旅館」の前に『第51番下町薬師堂』がある。 もともと札所の所有者は医師の有隅健吉氏で現在地から600mほど離れた氏の敷地内にあった。 昭和10年(1935)「弘法大師入定千百年御遠忌」と篠栗四国霊場開創百年祭」を兼ねた記念法会が開催され、高野山から高岡隆心管長が来訪された時に有隅邸がその宿舎にあてられた由緒あるお屋敷であったが、家が途絶え、一時別人が預かっていたが、近くの村嶋氏が十年近く毎日香華を絶やさず仏飯を運んでいた。それにもかかわらずふとどき者の徘徊などあり、協議の末札所を引きとり平成8年(1996)現在地に移し、お堂を建立した。 本尊薬師如来は向背に化仏をもつ珍しい仏様である。大正13年(1924)に博多の信者の寄進で、左右に弘法大師と不動明王を祀る。 守堂者の村嶋家は宿駅問屋場が置かれていたころから茶店と旅館「恵比須屋」を経営してる。
ご本尊:薬師如来
ご真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
<篠栗町観光協会>