第43番札所 | ||
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〒811-2405 福岡県糟屋郡篠栗町篠栗3091 |
鳴渕ダムの麓にある第四十三番札所 源光山 明石寺。 本尊に厄除の千手観世音菩薩を祀り、冬と夏の大祭の時のみ御開帳される。福徳門の他に男性の金剛門、女性の胎蔵門があり、それぞれの門から男女の厄落としの石段が続き本堂がある上段に至る。 境内には十メートルの迫力ある『厄除波切不動明王』が立ち、その向こうには鳴渕ダムが聳えている。ダムと大きな不動明王をともに眺める風景は日本でもここだけではないだろうか。この不動明王の下では暗闇の中を壁伝いに戒壇巡りができ、その暗闇の途中にある護摩堂では毎月護摩が修法されている。境内には他にも七福神がにこやかに立ち並び、鳴淵の山間を見渡せる鐘楼堂では参詣者も鐘を撞くことができる。 本堂の裏にある西国三十三観音霊場のお砂踏み場には道順に各札所の石仏が並び、その道の先にある光明密院には大日如来の石仏とぼけ封じ観音が祀られている。 桜や楓が数多くあり、春には薄紅色の桜、夏には優しい緑の青もみじ、秋には目に鮮やかな紅葉が楽しむことができる。冬には雪で一面真っ白な境内と雪を纏う不動明王像が見れることもあり、四季折々に美しい。 宿坊大日屋旅館があり、お寺喫茶 楓 も営業しているので、日常を離れ季節やお寺の空気を感じながら宿泊してみたり、喫茶で一休みするのも良いのではないだろうか。
ご本尊:千手観世音菩薩
ご真言:おん ばざら たらま きりく
<篠栗町観光協会>