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バックパッキング
アウトドア入門


バックパックは、荷物を効率よく収納し、快適に背負うための様々なパーツで構成されています。 前面には、収納のメインとなるメインコンパートメントや、底部から荷物を取り出しやすいサブコンパートメントがあります。また、雨水の浸入を防ぎ、小物収納に便利な雨ぶたなども備わっています。背面側には、荷重を分散させる背面パッド、パックを背負うためのショルダーハーネス、そして腰で荷重を受け止めて歩行時の揺れを防ぐウエストハーネスなどがあり、これらが背負い心地や体への負担に大きく影響します。

旅のスタイルに応じたサイズとデザイン
バックパックの容量はリットル(ℓ)で表され、目的や宿泊日数に合わせて選びます。

体への合わせ方(フィッティング)
バックパックの機能を最大限に生かすには、自分の背面長(首の後ろの一番出っ張った骨から、腰骨の上端までの長さ)に合ったサイズを選ぶことが不可欠です。

1.すべてのハーネスを緩めた状態で背負い、ウエストハーネスを腰骨の位置に合わせて締める。荷重の大部分は腰で受け止めます。

2.ショルダーストラップを引き、ショルダーハーネスを肩に密着させる。

3.トップスタビライザーを引き、パックを体に密着させて荷重を肩や背中全体に分散させる。

4.最後にチェストストラップを鎖骨の5cmほど下で締め、歩行時のパックの揺れを防ぐ。

パッキング(収納)の基本と応用
パッキングの最重要ポイントは「重心のコントロール」です。重いものは背中に近い上部に入れ、軽いものは下部や外側に配置するのが基本です。これにより、重心が安定し後ろに引っ張られる感覚が軽減されます。また、歩行時に体が振られないよう左右のバランスを均等にし、よく使うものは上部に入れるのがコツです。防水対策としては、外側にレインカバーを被せるだけでなく、内部の荷物を防水性のインナーバッグで丸ごと包むとより確実です。さらに、荷物をコンパクトにするために、不要な包装箱をあらかじめ捨てる、衣類やシュラフをコンプレッションバッグで圧縮する、用途別にスタッフバッグを色分けして中身を確認しやすくするなどの応用技術も非常に有効です。

カスタマイズとメンテナンス
使い勝手を向上させるため、長すぎる不要なストラップをカットして端を火で炙ってほつれ止めをしたり、ファスナーのリングに紐を結びつけて開閉しやすくするカスタマイズが推奨されています。また、収納が足りない場合は別売りの小型バッグをハーネスに追加することも可能です。長持ちさせるためのメンテナンスとしては、保管時は必ず荷物をすべて出して空にすることが大切です(荷物の重みでパックが変形・劣化するため)。ひどい汚れがある場合は、防水コーティングへのダメージを避けるため丸洗いはせず、中性洗剤を含ませたブラシなどで部分洗いをし、生地の劣化を防ぐために風通しの良い日陰でしっかりと乾燥させてください。

背面長の正しい測り方
背面長の正しい測り方は、首の後ろのいちばん飛び出た骨(第7頸椎)から、腰骨の上端までを、背中の湾曲に沿って測るのが正しい方法です。この自分の背面長と、バックパックの背面の長さが合うようにサイズを選ぶことで、バックパックの機能を最大限に生かすことができます。

バックパッキングにおける旅の基本装備は、「衣・食・住・歩・学」の要素から成り立ち、どのような旅をするかというスタイルによって選ぶべき道具が変わってきます。

歩(シューズとソックス)
足元は体と荷物のすべてを支えるため非常に重要です。

衣(ウェアと雨具)

食(食材と調理器具)

住(テントと寝具)

学(ウルトラライトという考え方)
より自然に近づくため、あるいは長距離を歩くために荷物を極力軽くする「ウルトラライト」という思想も装備選びの参考になります。水や食料などの消費材とバックパック本体を除いた「ベースウェイト」を4~5kg、全体を10kg以下に抑えることを目指します。単にモノを減らすだけでなく、「ダウンジャケットやフリースを着たまま寝ることで、薄くて軽いシュラフで済ませる」といったように、異なる装備の機能を補い合わせる工夫が大切です

「歩いた距離が長いほど哲人に近付ける」と言われるように、バックパッキングという大いなる世界の扉が開きました。自然の中を歩き、安全で充実した旅にするための実践的なテクニック(ナビゲーション、歩行術、トレッキングポールの活用)をまとめました。。

1.安心して旅するためのナビゲーションと防犯

トレイルの道しるべとなるのは地図とコンパスです。地形が把握しやすい国土地理院の「2万5千分の1地形図」を基本とし、コースタイムや水場が記載されている昭文社の「山と高原地図」を併用するのがベストです。GPSは便利ですが、まずはコンパスの補助的な位置づけとして利用するのが理想です。また、大都市のゲストハウスなどで相部屋を利用する場合は、荷物を守る防犯ネットがあると安心です。

2.歩く前と後のストレッチ

長距離を歩く旅では、ケガの予防と疲労回復のためにストレッチが欠かせません。

3.路面の変化に応じた歩き方

自然のトレイルでは、足元の状況に合わせて歩き方を変える必要があります。

4.トレッキングポールの効果的な活用術

足の負担を大幅に軽減し、歩行の安定感を増すトレッキングポールはぜひ活用したいアイテムです。ポールの先端のキャップは、木道や木の根を傷つけないように付けるのがマナーですが、土や岩場では外した方が確実に地面をとらえられます。



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