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第82番札所
鳥越観音堂とりごえかんのんどう
〒811-2405 福岡県糟屋郡篠栗町篠栗2302-3

筑前山手駅より篠栗方向に向かうと右に参道がある。参道を上がると民家の先に「第82番鳥越観音堂」がある。 鳥越の地名の由来はこの辺りの道はとても狭く人ひとりがやっと通れるほどの細い道からきている。 観音堂は、霊場開創当時五塔の滝の下にあったそうだが、現在地に移転昭和55年(1980)に今のお堂を建立された。 本尊千手観音は、昭和15年(1940)に福岡市南区の本行院の住職が読経をしながら一刀三礼を以て彫刻したもの。慈愛に満ちた美しい像である。 境内には三つの十三仏堂と不動堂、修行大師等の石仏が並ぶ。十三仏堂と不動堂は、博多で著名な料亭や割烹店を営む女将とその関係者の寄進。裏には立派な座敷があり、休日には女将さんたちが訪れて憩いリフレッシュするための別宅のように使われていた。 守堂者は、代々堂横で遍路宿「老松屋」を経営していたが平成11年(1999)に廃業した。


ご本尊:千手観世音菩薩

ご真言:おん ばざら たらま きりく

<篠栗町観光協会>



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