第63番札所 | ||
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〒811-2405 福岡県糟屋郡篠栗町篠栗1926-8 |
83番から荒田高原・奥ノ院に向い参道を上ると『第63番天狗岩吉祥寺』がある。 本尊は石造の毘沙門天、左右に大吉祥天、禅弐師童子が祀られる。お堂は、昭和63年(1988)北九州市「一畑薬師小倉分霊所」有志が寄進建立された。 縁起によると、唐より帰国した弘法大師が若杉の奥の院で修行している時、この行場に棲む天狗が修行を妨害した。村人にも悪さをして困らせていらのを知り、大師が法力でその天狗を折伏、改心させた。天狗は大師に帰依し、この行場を通る村人や参拝者を守ることを誓ったという。今、行場に集まるカラスは天狗の使いとして参拝者を守ってくれる。 境内には十一面観音堂、十三仏堂、大師堂、三宝荒神堂や役小角堂(えんのおづかどう)、天狗堂が祀られている。 秋を過ぎるとお堂の前に寒桜が咲き始める。
ご本尊:毘沙門天
ご真言:おん べいしら まんだや そわか
<篠栗町観光協会>