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第48番札所
中ノ河内なかのこうち
観音堂かんのんどう
〒811-2405 福岡県糟屋郡篠栗町篠栗2070

二ノ滝寺方面に上ると20番との別れ口の右側の石段を上ると、『第48番中ノ河内観音堂』がある。 二間四面の本堂には、本尊十一面観音、弘法大師が祀られている。脇の一坪弱の小堂があり、以前のお堂で棟札には「天保二年(1831)辰八月吉祥日、奉納建‥‥大工棟梁藤原□□」とある。 横にある自然石の記念碑には「奉建立」と刻まれ、篠栗新四国八十八ヶ所霊場を創設し終えた記念に建立された。篠栗霊場の歴史上貴重な碑である。碑面は「新四国八拾八ヶ所」「嘉永七年甲寅閏七月」、下に願主藤木藤助、世話人城戸桐生利平、田ノ浦平井清七、中河内村瀬新八、山王有隅文助、有隅善次郎とある。藤助翁を助けて尽力した五人衆の一人が村瀬新八である。 もともと十一面観音を祀るお堂があり中ノ河内組合が管理していたので、48番の札所にした。現守堂者は、新八翁の曾孫にあたり五代目になる。


ご本尊:十一面観世音菩薩

ご真言:おん まかきゃろにきゃ そわか

<篠栗町観光協会>



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