注意すべき野生動物・昆虫・植物

<野生動物編>


クマ

生態
山で見かけてもクマのほうから遠ざかるといわれます。だが、出合い頭では襲われる可能大。冬眠から覚めると、里近くで山菜などを食べ、夏季には昆虫や野イチゴを求めて、行動範囲を広げる。秋季には里近くに移動して、餌となるドングリなどを食べて冬眠に備える。

対処
単独行の時は、鈴などを鳴らし、クマに存在を知らせる。複数での行動の場合、クマは聴覚が発達しており、足音などで近づいてくることはないようです。テント箔など、食料を放置したままだと、クマが夜間にあさりに来ることがあるので注意。食料などは、テントから遠ざけた場所に保管。例えば、木に吊り下げたり等。

もしも、出合ってしまったら・・・
普通であれば、人間を嫌がって、クマから離れていくということなので、クマを刺激しないようにする。もし、クマが離れない場合は、落ち着いてゆっくりとクマの様子を見ながら、後ずさりした方がいいとのこと。至近距離で出会った場合は、両腕で顔面と頭部をガードし、ダメージを少しでも防ぐ。難しい問題ですね。

イノシシ

生態
里山でよく見かけます。夜行性ということですが、日中でも姿を見ることもあります。多きものでは2mほどあり、警戒心が強く、人が近づくと突進してくる時があり、当たればお怪我を負う。 登山道を歩いていると、窪みに泥水が溜まってい足りするのを見かけますが、イノシシが体についたダニ等を落とすためのヌタ場で、近くにイノシシがいる可能性が大きいです。

対処
藪などが不自然に音を立てて動いていたら、イノシシや他の動物がいることが多いので、興奮させない程度の声や音を発し、存在を動物に知らせる。イノシシの子供(ウリボウ)を見ることがあるが、 カワイイからと言って近づくと、近くに親のイノシシがいるので、絶対に近づかないように。

もしも、出合ってしまったら・・・
クマと同様で、脅かさなければイノシシから離れると思いますが、もし、離れない場合は、ゆっくりと後ずさりする。決して刺激は禁物。出合い頭で、向かってきたら、道を譲るような感じで左右によける。高いところによける場所があれば、その場へ移動する。

ニホンザル

生態
雑食性で、植物性のものを中心に食べ、果実や虫も好んで食べるが、肉や魚は食べないようです。早朝と夕方が採食のピークで、日の出から日没までの明るい時間だけ行動。夜間は活動しません。群れによる集団で行動し、 決まった行動範囲の中で周期的に動くようです。

対処
群れに近ずくと警告の鳴き声を出すので、鳴き声が聞こえたら、不用意に近づかず、サルのほうから遠ざかるまでその場で待つ。

もしも、出合ってしまったら・・・
取り囲まれてしまったら、背筋を伸ばして手足を大きく広げ、自分が大きく見えるようにする。ここで逃げ出さないこと。サルに当てないように石を投げても効果的。大きく見せたり、石を投げたりして威嚇しゆっくりと後退し、一定の距離をあけるとサルから攻撃を仕掛けたりはしてこなくなる。
もし、攻撃を受け傷を負った場合は消毒止血をして、細菌による二次感染を防ぐため必ず医療機関で手当てを受ける。

ヘビ(マムシ・ヤマカガシ・ハブ)

生態
日本の陸地に生息する蛇の種類は36種。その中で、俗に本土とよばれる「北海道・本州・四国・九州」の四島に生息する蛇は8種類のみといわれ、残りの28種のヘビは、奄美・沖縄などの亜熱帯気候の島々に生息しているといわれています。
そのなかで、日本には毒蛇と呼ばれるものは、マムシ、ヤマカガシ、沖縄地方に生息するハブの3個体と言われています。九州ではマムシやヤマカガシが、山地や森林限界以下で見られます。最低限この2個体をしっかりわかっていれば大丈夫。他のヘビは無毒とせれています。
マムシは小型でおとなしく、ハブに比べたら毒性も低くて危険も少ないと思われがちですが、マムシの毒性はハブよりも強く、年間に毒蛇の咬傷事故で死亡する人のほとんどが、マムシに咬まれて尊い命を失っています。 マムシは日本の各地に分布し、水辺や草むら、土手、山地、森林などあらゆる場所に生息しています。 おもにネズミなどの小型哺乳類や、カエル、トカゲなどを捕食しています。 マムシの特徴は、茶褐色のずんぐりした体と三角頭、それと銭形模様とよばれる「丸描いてチョン」の独特の迷彩模様です。茶褐色の丸い模様の中央に暗色の斑点があります。こんな模様の蛇に出くわしたら、決して近寄らないことです。 マムシは夜行性だといわれていますが、昼間でも、半日陰の雑木林やじめじめした水辺や草むらでは餌を求めて活動したり、木の根や岩陰に潜んでいることがあります。不用意に踏み込むと危険です。

ハブより強いマムシの毒性

日本の三大毒蛇の毒性は
  1.ヤマカガシ
  2.マムシ
  3.ハブ
一番強いと思われていたハブの毒が3位にあり、マムシの毒はハブの毒の約3.4倍の毒性。
マムシの毒は激痛と筋肉壊死をともなう出血毒。咬まれると、しばらくして激痛が襲い、内出血が拡大していきます。出血のため患部は腫れ上がり、ひどい場合には循環障害のため筋肉細胞が壊死を起こしてダメージをより深めていきます。 手当てが遅れたり、咬まれた部位あるいは注入毒量によっては循環器全体や腎臓にも障害が広がって、重篤な場合は死に至ります。

ヤマカガシは臆病なので噛まれることは少ないと思いますが、不用意に近ずくと飛び掛かってくることもあるので注意。噛まれた場合、前歯には毒がないが、奥歯に毒があり、深く噛まれると猛毒が体内へ入り込んで、血液異常での死亡例がある。 また、首の付け根にも毒腺があり、毒を飛ばすことがあるので注意。近づかない方が得策。毒性は強力で、半数致死量で比較するとハブの10倍、マムシの3倍の毒性があります。 ヤマカガシの毒には細胞を破壊する成分はないそうです。そのため腫れや痛みはほとんどなく、噛まれてから数時間から1日ほど経過したあとで出血傾向が現れ、全身におよぶ皮下出血、内臓出血がおこり、重篤な場合は急性腎不全や脳内出血を引き起こし死に至ります。

対処
ヘビは暗く湿ったところにいるイメージはありますが、変温動物で寒さを嫌うために、日当たりのいい場所にいる事が多い。特に、マムシはその傾向が強く、山に行ったら、マムシ岩と呼ばれる場所もあるほどなので注意しましょう。

もしも、噛まれたら・・・

傷口を洗い、ポイズンリムーバーがあれば、毒を吸い出し、できるだけ心拍数を上げないようにして、できるだけ早く医療機関で受診しましょう。


このウィンドウを閉じる

ページのトップへ戻る